DIARY
本日はお客様のジャケットのご紹介です。
秋冬シーズンのオーダーがスタートして、待ちに待った入荷が続々と始まってきております。BESPOKEシリーズの場合は、納期に1.5〜2ヶ月程お時間を頂いております。
今シーズンの秋冬に向けてオーダー頂きましたF様。今回は、英国王室御用達生地としても有名な「HARRISONS」でBESPOKE JACKETのオーダーを頂きました。
仕立て上がりが非常に美しいしっかりとした重厚感のある生地ハリソンズ。時間をかけて着込んでいくことで生地が変化し、自分の体にフィットしていく感覚を楽しめる非常に育てがいのある生地だと思います。これこそが"本物のジャストフィットだ!"と私は感じていて、馴染んだ時の袖通しの良さは最高の一言。大切に着ていただければ10年以上着られる"丈夫さ"も英国生地の特徴と言えます。
また、弊社のBESPOKE SUITの特徴としてラペルの返しの美しさが英国生地ですとより際立ちます。柔らかくて温かみのある美しいラインがジャケットの善し悪しを決める大切なポイント。ここで仕立ての良さを判断する方も多いと思います。全体的な雰囲気にも大きく関わってくる重要なディティールになります。
今回選んでいただいたウインドーペンもなかなかお目にかかれない大判柄が目を惹きます。クラシックな雰囲気の中で目立つブルーラインが今っぽさを表現しているかなり珍しい生地だと思います。前回blogでご紹介したジャケパンスタイルもそうですが、弊社では柄ありのジャケットのオーダーをお勧めしております。…と言うのもジャケットに合わせるスラックスは単色が多いと思いますので、組み合わせ的に上に柄物を持ってくるのがベスト◎お洒落感もより引き立ちます。
今回のような柄物のJKT数点と黒・チャコールグレーのような万能スラックスを組み合わせればかなり幅広く着こなすことが出来ると思います。懸念しがちな柄物ですが、そんなに難しく考えずにオーダーしても大丈夫。意外と使いやすいんです。カチッとしすぎない雰囲気が今のカジュアルオフィスにもピッタリです。
裏地は、スーツ生地の鮮やかなブルーラインに合わせて同系色をセレクト。裏地もスーツ生地同様、とても悩ましいポイントですがそんな方はスーツ生地に合わせるのをお勧めしております。もちろん、オーダー感を出したいという方にはここぞとばかりに色味をガラッと変えてみたり、柄物もぜひ挑戦してみていただければと思います。
F様この度も誠にありがとうございました!
素敵なジャケパンスタイルをお楽しみください!