DIARY
今日は前回のスーツメンテナンスの続き。
その中でも重要な作業の"ブラッシング"についてご紹介したいと思います。
まず最初に使用するブラシについてですが、スーツのメンテナンスに使用するブラシは馬毛が良いとされています。馬毛は、キメが細かく程よく柔らかさもあるのでウールやカシミアのようなデリケートな素材にも安心して使用することができます。馬毛の中でも手で触った時にそれなりの固さがあるものを選ぶと埃や花粉も除去しやすいと思います。
次にやり方ですが、ブラッシングの基本は"下から上へ" これがブラッシングで汚れを落とすポイントになります。毛を起こして中に詰まった汚れをしっかりと落とすことが大切です。その後に、次は"上から下へ" 毛並みを揃えるようにブラッシングをしてあげます。この作業を行うことでスーツにツヤが生まれてきます。
細かいところもしっかりとラペルの裏やパンツのダブルの折り返しなどは汚れが溜まりやすいので注意が必要です。ブラッシングは、軽くサッとかけるのが基本です。撫でるようにスーツ全体を優しくブラッシングしてあげることでスーツの寿命は大きく変わってきます。
このブラッシングをいう作業は、すぐにはっきりと効果が出るかというとそう言った作業ではありません。しかし、続けることで1〜2年後にその効果に必ず気づくと思います。スーツメンテナンスは、常に綺麗な状態にしておくことが大切なのです。
スーツを着た日は帰宅後しっかりとブラッシング。忘れてしまう時は、まずは3日に1回でも良いと思います。毎日着る"勝負服"に愛情を込めてブラッシングをしてあげてみてください。そうすればきっとスーツもそれに応えるように輝きを増して長持ちしてくれると思いますよ。ぜひ参考にしてみてください。