CANTATE

26SS NEW START -美意識で再構築された、静かなクラシック-

この26SSより、新たに取り扱いがスタートする cantate。第一弾として入荷したのは、ブランドの思想が色濃く表れたデニムのセットアップです。

cantateは、職人の手仕事と素材への敬意を大切にしながら、日常と非日常、そのどちらにも自然と寄り添う服づくりを続けているブランド。今回のデニムセットアップにもその姿勢は静かに、そして確かなかたちで宿っています。

デニムという素材と、過去への敬意

デニムは、長い歴史の中で育まれてきた普遍的な素材です。ただし、その普遍性は決して偶然ではなく、素材の選別、織り立て、縫製設計といった細部への配慮の積み重ねによって成り立っています。

cantateのデニムは、単にヴィンテージを再現するものではありません。デニム史へのリスペクトを土台にしながら、今の時代におけるリアルな解釈を丁寧に重ねた仕上がりとなっています。

“大戦モデル”に宿る、静かな思想

今回のセットアップの核となるのが、「S506XXE 大戦モデル」と呼ばれるデニムジャケット。背中が“T”字状に切り替えられた、いわゆるTバック仕様も重要なポイント。cantateは、この背景を理解したうえで、ショートレングスやゆったりとした身幅といったエクストラサイズ特有のプロポーションを現代に引き継いでいます。

ディテールの先にある、ものづくりの覚悟

ただし、cantateの真価はディテールの再現だけに留まりません。このデニムジャケットは、一人の職人が最初から最後まで縫い上げる「丸縫い」によって仕立てられています。本来はサルトリアの世界で用いられる製法であり、ワークウェアとしては極めて非効率な手法です。それでもこの方法を選ぶ理由は、「違和感の再現・リアリティの表現」にあります。

当時のアメリカンワークウェアが持っていた縫製のブレや個体差。後年それが「味」として評価されるようになった背景まで含めて、cantateはプロダクトとして落とし込んでいます。同じ職人が縫い続けることで生まれる、意図された「安定したブレ」。そのために、一着を縫い上げるのに約3日という時間が必要になります。

実際に袖を通すと、過度な主張はないのに、どこか印象に残る。着るほどに、「この一着を選んでよかった」と思わせてくれる。それは、素材・職人の仕事・ブランドの思想が静かに重なり合った結果だと感じています。

― 意味がある服は、表だけじゃなく、裏まで語ってくれる ―

この言葉を体現しているのが、今回のcantateのデニムセットアップだと思います。まずは、ぜひ店頭で体感してみてください。数には限りがございますので、気になる方はお早めにご覧いただければ幸いです。

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